2009年04月23日

血圧が高いと言われたら

先日、日中の診療が終わった後、近くの総合病院で午後6時から、某製薬会社主催の勉強会へ行ってきました。
臓器障害を合併する高血圧の最新治療」という題で、とても興味深いものでした。

今回は勉強会の講演に関連して「高血圧症」について、おおまかに述べたいと思います。

高血圧症には、原因のハッキリしている「2次性高血圧」と原因が不明な「本態性高血圧」があります。
9割以上の高血圧患者さんは、後者の「本態性高血圧」にあたり、これは遺伝的素因に加えて、食塩の過剰摂取や肥満・加齢・過度のストレス等が原因ではないかと言われています。

私が住んでいる南房総地域は、周りを海に囲まれて、御高齢者が多く住んでらっしゃいます。
しかも昔から塩辛い味付けが好まれており、家族皆で血圧が高いとか、収縮期血圧が200mmHg(正常収縮期血圧140mmHg未満)を超えているにも関わらず、病院にかかってない人が大勢いらっしゃいます。
(このような傾向は、私の住む地域に限らず日本の地方都市で、しばしばみられますが)
いまや推定3000万人が高血圧症と言われる位ですから。
ちなみに、日本人一日あたりの平均食塩摂取量は11〜13gと、諸外国に比べて高く(ヨーロッパで5〜6g、アメリカでも8〜10g)味噌や醤油などの調味料、干物・漬け物保存食、最近では外食やインスタント・加工食品を摂る機会が増えた事も原因の一つだそうです。

高血圧の合併症と言えば、重要臓器である脳、腎臓、心臓が主に挙げられますが、いずれも動脈硬化が元になっております。
無自覚だからと言って、高血圧を長期に渡って放置すると、脳卒中や心肥大、狭心症や心筋梗塞、腎障害を起こしかねません。
また、糖尿病と高血圧を両方併せ持つ患者さん、特に内臓脂肪の蓄積した「メタボリック症候群」の方は、動脈硬化の進行が速くなり、ひいては、命に関わる疾患にかかる率が極めて高くなるので注意が必要です。

「血圧が高い」と言われたら、自覚症状が無くても放置せず、ぜひ一度医療機関にご相談下さい。





タグ:高血圧
posted by めあり at 14:29| Comment(0) | 高血圧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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